保護者の代わりに、赤ちゃんから小学生の子どもまでの保育を行うベビーシッター。現在、国家資格はありませんが、保育従事者の需要は高い傾向があり、さまざまな民間資格があります。
ここでは、ベビーシッターの仕事内容について、そして、転職や就職に役立つベビーシッターの資格について見ていきましょう。
ベビーシッターの仕事内容とは?
まずは、ベビーシッターの仕事内容について見ていきましょう。ベビーシッターの仕事ならではの魅力や、どんな人がベビーシッターに向いているのかについてもご紹介します。
●ベビーシッターのおもな仕事内容
ベビーシッターは、保護者に代わって子どもの身の回りの世話や保育を行います。
ベビーシッターサービスを取り扱っている派遣会社に登録して仕事の紹介を受け、お客様のもとを訪問するか、民間の保育所や託児所に就職して働くかの、2つのケースが主な働き方となるでしょう。
女性の社会進出が盛んな都市部では、特にベビーシッターの需要は高い傾向があります。子どもの世話をしたり、一緒に遊んだりするだけでなく、保護者が不在の間は、子どもの安全を守るということも仕事です。
また、最近では、基礎的な学習や楽器、英語など、教育ができるベビーシッターも需要が高くなると見込まれています。
●ベビーシッターの仕事の魅力
ベビーシッターの仕事の魅力としては、下記のようなことが挙げられます。
・子どもの成長をサポートしながら、見守ることができる
・共働きの家庭に貢献できる
・自分の子育てにも役立つ知識やスキルが身に付く
保育園や幼稚園不足による待機児童問題は今も解決されておらず、ベビーシッターの活躍できる場は多くあります。ワーキングマザーの手助けをすることにもつながり、子どもの成長を見守りながら、やりがいを感じることもできるでしょう。
●ベビーシッターはこんな人に向いている!
ベビーシッターは、次のような人に特に向いている仕事といえます。
・子ども好きで、成長に携わりたい
・保育士や幼稚園教諭の資格を役立てたい
・子育て経験を仕事に活かしたい
個性もさまざまな子どものお世話をするので、子ども好きで明るく、コミュニケーションスキルがあることも必要です。
ベビーシッターに役立つ資格とは?
ベビーシッターの就職や転職に役立つ資格について見ていきましょう。
ベビーシッターの仕事における資格の必要性や、資格を取得することでどんなメリットがあるのかについてもご紹介します。
●ベビーシッターに資格は必要?
資格がなくても働くことができるベビーシッター。「資格の必要性は低いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、ベビーシッターは子どもを預かるという責任の重い仕事です。各認定団体の資格を取得することで専門知識が得られ、資格保有者であれば保護者からの信頼度も高くなります。
仕事中の思わぬトラブルを予防するためにも、ベビーシッターの資格を取得することはおすすめといえるでしょう。
●資格取得によるメリット
ベビーシッターの資格取得によって、次のようなメリットが得られます。
・子どもの成長過程や、安全のための正しい知識が身に付く
・保護者との信頼関係につながる
・仕事の流れや、トラブルの対処方法などのポイントを知ることができる
・資格があることで、就職・転職に有利となる
自己流の子育て方法では不安だという方は、資格を取得する過程で、保育のポイントをしっかり学ぶことをおすすめします。
ベビーシッターの資格
ベビーシッターの資格をご紹介します。指定の通信講座を修了すると取得できる資格と、認定されるには試験に合格する必要がある資格があります。
●日本チャイルドマインディング&エデュケア協会認定ベビーシッター
日本チャイルドマインディング&エデュケア協会認定ベビーシッターは、たのまなの「ベビーシッターコース」を修了することでも取得できる民間資格です。
受験に年齢制限はありません。添削課題をすべて提出し、所定の成績で修了したあとに申請することで資格が取得できます。
たのまなの「ベビーシッター講座」
たのまなの「ベビーシッター講座」では、講座を修了すると、日本チャイルドマインディング&エデュケア協会認定ベビーシッターの資格を取得することができます。
講座はライフスタイルに合わせて「DVDコース」「eラーニングコース」「DVD+eラーニングコース」のいずれかから選ぶことが可能です。実践重視型のカリキュラムとなっており、動画や副教材を活用して、初心者も安心して子育てについて学ぶことができます。
子どもに関わるお仕事がしたいという方はもちろん、子育て中の方やお孫さんがいらっしゃる方なども多く受講しています。