保育士合格者座談会|たのまな|ヒューマンアカデミーの通信講座
1月に行われた座談会では、合格までのスケジュールの立て方から勉強方法、モチベーションの高め方まで、皆さんが知りたい内容を、3人の先輩合格者の方々にお伺いしました。
また、当日はアドバイザーとして保育士講座監修者の1人である橋本講師にもご参加いただきました。
どうぞ最後まで楽しみにご覧ください。
仕事を辞めて主婦をしていましたが、子ども2人が小学生になり、仕事復帰を決意しました。
子どもが好きで子育て経験を活かした仕事に就きたいと思って、保育士の資格取得を目指しました。
4月から保育所で働きはじめるのでとても楽しみです♪
保育所を運営する民間企業に入社後、保育所に配属されましたが資格がなく、できる仕事の幅を広げるために保育士の資格取得を目指しました。
保育士試験の勉強が普段の仕事に活きてきていると感じています!
技術者として民間企業で働いています。
本業の会社員の仕事の他に社会に還元できる仕事はないだろうか、50歳を過ぎて視野を広げてみたいと思ったことなどが保育士試験受験のきっかけです。
たのまな保育士通信講座の監修者の1人であり、保育士養成校の近畿大学豊岡短期大学の非常勤講師も務める。
合格者の皆さん、おめでとうございます!
これから合格を目指される受験生の皆さん、全力でサポートしていきますので、一緒に頑張りましょう。
図師さん
私は、初めに試験までの半年間で何月に何をするかを決めました。
2月~4月 DVD視聴・ノート作り
5月・6月 過去問集を3回繰り返す、一問一答集(自身で購入)を繰り返す
7月 予想問題集(自身で購入)を解く
といった流れです。
八鍬さん
私は、最初の段階で分厚いテキストを読む気になれなかったので…(笑)
まず問題を解くことから始めました。
12月~4月 過去問集を解く、解説を読んでテキストの該当箇所を確認する
5月~6月 テキストを読む
7月~8月 重要項目を紙に書いて、家の壁に貼ってひたすら暗記
といった流れで取り組みました。
また、橋本先生がおすすめしていたので、テキストを自分で読み上げ録音し、通勤時間の1時間で繰り返し聞いていました。
私も最初に学習計画を立てました。
前期2ヶ月 テキストを読む
中期2ヶ月 問題集を解く・ノートにまとめる
後期2ヶ月 苦手な部分の復習
といった流れです。
ただ、ついサボって計画がずれ込んでしまいがちになり、連休にまとめて勉強するなどしてカバーしました。
図師さん
私は、家事・移動中・買い物中も常にCDを聞くようにしていました!
家にいるとついだらけてしまいがちになるので、時間を決めて勉強し、終わったら自分にご褒美(ドラマを見る等)をあげるようにしていました(笑)
子どもや友人と遊ぶときは遊んで、それ以外に勉強の予定を入れて、メリハリをつけるように心がけました。
八鍬さん
私は、過去問題から勉強を始めたのですが、最初に出来が悪かった「子どもの保健」・「子どもの食と栄養」・「社会的養護」からテキスト学習に入りました。
また、後で見返した時、一目見れば分かるようにレジュメに大事なことの書き込みをしていきました。
あと、年表を自分でまとめると理解が進むと思います!
暗記は夜寝る前と早朝が効果があると聞いたので、寝る前の40分間と朝出勤前の1時間は必ず勉強時間に充てていました。
テキストをコピーして一部の語句を消して、暗記に使っていました。
自分で一から書き出してまとめると時間がかかるし、書いたことに満足してしまうので、市販本やネットに出ている図などで使えそうなものはノートに貼り付けて、できる範囲でまとめていました。
図師さん
音楽と言語を選択しました。
音楽は、ピアノの経験があったので、家の電子ピアノで軽く練習した程度です。
言語は教材のDVDにあった「3びきのこぶた」を選びましたが、感情移入しやすいように教材の台本のセリフを自分なりにアレンジしました。
子どもたちに聞いてもらって、入室のところから本番を意識した練習をしました。
八鍬さん
音楽と言語を選択しました。
保育所で働いているので、子どもたちと課題曲の3番まで歌って練習していたら、試験当日1番だけ弾けばいいのに3番まで弾いてしまうという失敗をしてしまって…でも、止まらず弾き続けたら、7割得点できました(笑)
言語の素話は子どもたちに想像させるのが大切だと思ったので、話の中の動作を工夫して何度も練習しました。
音楽と言語を選択しました。
絵に自信がないので、それ以外を選びましたが、ピアノが弾けず、ギターかアコーディオンでもいいと書いてあったので、昔やっていたギターで受験することにしました。
ただ、小さい子どもと接する機会がないので、子ども向けにどう歌い・お話すればいいのか分からず、スマートフォンで動画を撮って知人数人と通信教育センターにデータを送って見てもらいました。
共通して言われたのが、笑顔が足りないということでした(笑)
自分では気づかないことも多いので、他人に見てもらうのは大切だと思います。
図師さん
学校が休みの時は子どもの相手をしなければならず集中できないので、割り切ってその時以外に勉強時間をつくるように計画を立てていました。
やはりメリハリをつけるのが大事だと思います。
八鍬さん
試験後に旅行の予定を入れて、それを目標にそれまでは勉強に集中しました。
時間を記録するアプリを利用して、これまでの自分の勉強時間を記録し、
不安になったら「これだけ勉強してきたんだから大丈夫!」と自分を励ましていました(笑)
私も勉強の進捗確認をするようにしていました。
あとは、ライバルがいるとやる気が出ますよね。
私の場合は、娘も同じ時期に保育士の勉強をしていたので、一緒に合格を目指すことで頑張れました!
図師さん
子どもが小学校から帰ってくるまでの時間と子どもが宿題をしている時間を使って勉強をしていました。
私も家の壁に重要項目をまとめた紙を貼っていたので、子どもも書いてあることを覚えてしまって(笑) 一緒に問題の出しあいっこをしていました!
食事摂取基準の数字を覚えるのが苦手だったので、家族の年齢を当てはめて、「娘に必要なカルシウムはこのくらい」といったようにイメージして覚えていきました。
八鍬さん
出勤前の1時間・通勤時間の1時間・お昼休み(15分で昼食を食べて…)・寝る前の40分間に勉強するということだけは、毎日欠かさず試験までの8ヶ月間続けるようにしました。
年齢が高くなると暗記が難しくなって、仕事と家事をしなければいけない日はなかなか集中できず大変でした…。
一方で、時間が自由に使える休みの日はやる気が出て、図書館に行ったりして勉強しました。
通勤中は覚えたいことをひたすら口ずさみながら(必須アミノ酸とか)歩いたりしていました(笑)
保育士試験は9科目ありますが、保育所保育指針や児童福祉施設の運営基準などでつながっていて、各科目を分けてというよりは関連させて学習すると効果的です。
日本の福祉制度の全体像を押さえておくという意味で、まずは「社会福祉」から勉強してみてはいかがでしょうか。
テレビや新聞で今日本の子どもたちの置かれている状況などの情報を仕入れておくと、事例問題など、いざという時に解答できる力が身につきます。
疑問点は放っておくと忘れてしまいます。
その都度確認するクセをつけましょう。
皆さん、分かっていることもとりあえずノートにまとめようとしていませんか?
ノートには何でもかんでも書き込むのではなく、分からなかった・知らなかったことだけ書いていきましょう。
今日正解できたものは明日も正解できます。
分かっていることはテキストを読み返すだけで十分です。
受講生の皆さんからよく聞かれるのは、勉強時間の確保とモチベーションの維持ですね。
効率のいい勉強法は残念ながらありません。
絶対量をある程度こなして、しんどい思いをすることも必要です。初めて学習をする方は、最初はしんどいですが我慢をして続けると光が見えてきます。
若いころは瞬発力がありますが、年を重ねるとそうもいかないので、勉強法を工夫しましょう。
おすすめするのが時代の流れと出来事を関連させて覚える「エピソード記憶」です。勉強法が確立すれば、自然とモチベーションも上がってくると思います。
最初の3ヶ月間くらいは、いろいろな勉強法を試して自分に合うものを探っていきましょう。
モチベーションを維持するためにも、かかっても2年で合格できるように取り組んでほしいですね。
合格者を代表してお話いただいた皆さん、そして橋本先生、ありがとうございました!
努力を重ねて見事合格を勝ち取られた方々の体験談は、どんなハウツー本を読むよりも参考になったのではないでしょうか。
1人でも多くの方に、ぜひ同じように合格の喜びを味わっていただきたいと願っています。そのために、私たちスタッフ・講師一同がサポートさせていただきますので、一緒に頑張りましょう!