保育士試験の攻略法|たのまな|ヒューマンアカデミーの通信講座
皆さんからご質問が多い保育士試験の科目別の学習方法についての相関図をまとめました。
まずは、社会福祉から順番に講義DVDを視聴していくのが一般的ですが、学習時間が充分に確保できないという方は
一通りの学習ののち以下の相関図を参照に、関連する講義DVDをまとめて視聴することで効率的に理解できます。
是非、参考にしてみてください。
1.社会福祉 人名と功績を覚えながら日本の保育の歴史的背景を学びます。政府の福祉政策や制度の移り変わりなど年号まで細かく覚える必要はありませんが、出来事の前後をきちんと抑えながら学習することがポイントです。 なお「社会福祉」と「児童家庭福祉」・「保育原理」は学習内容が重複している箇所もあります。 本試験まで時間がないという方は、効率的に学習できる場合ありますので、作戦を立てて取り組んでみましょう。 |
2.児童家庭福祉 主に「児童福祉法」に基づいて出題されます。本試験では「事例問題」が出題されますので、問題文をよく読み、必要であればアンダーラインを引きながら主語と述語をおさえます。 ここでは、何が問われているのかをよく理解する力が求められます。最近のトピックスである虐待問題、子育て支援など、新聞、雑誌など、こまめに情報収集しながら掘り下げて学習することがポイントです。 |
3.保育の心理学 多くの方が苦手とする科目といわれています。養成校といわれる大学または、大学院の専門課程などでは、2~4年かけて保育所での臨床体験をしながら習得するものです。掘り下げると非常に難解な内容です。 試験対策としては、まず登場人物と理論など歴史的変遷を覚えていきます。そのあとは過去に出た問題をその都度覚えるという忍耐力が問われる試験内容です。 様々な理論が出てきますが「子どもの保健」や「保育原理」との関連性も大切です。保育所保育指針を併用するようにしましょう。 |
4.子どもの保健 子どもたちのこころの健康と精神発達の重要性を理解し、健康なこころを育むための支援方法を学びます。 最近、研究が活発になっているADHDなど発達障害と、保育のあり方、行政との連携などの理解を深めます。年によっては、本試験で非常に難しい問題が出題されます。保育は、医療・福祉・介護等の各分野との連携によって、子どもの健康上の問題を未然に防ぐ手法を学びます。最近のトピックスとして、インフルエンザ・O157など感染症の対処法や定期的なワクチンの接種が試験に出題されています。病気だけでなく、事故も未然に防ぐ知識と方法も理解しておくことが大切です。 |
5.子どもの食と栄養 特にたんぱく質やカルシウムなど栄養素のそれぞれの種類とはたらきを知り、厚生労働省から発表される食事摂取基準から読み取れる特長と傾向を理解します。適切な授乳と離乳の進め方、人工栄養品、アレルギーについてもしっかり理解しておきましょう。「子どもの保健」と関連性が高い科目です。特にたんぱく質やカルシウムなど栄養素のそれぞれの種類とはたらきを知り、厚生労働省から発表される食事摂取基準から読み取れる特長と傾向を理解します。適切な授乳と離乳の進め方、人工栄養品、アレルギーについてもしっかり理解しておきましょう。「子どもの保健」と関連性が高い科目です。 |
6.保育原理 現代社会の子育ての問題を把握し、養育システムの必要性を学びます。「社会福祉」「児童家庭福祉」を一通り理解した後で学習すると理解が深まります。 仕上げに使用する「保育所保育指針」に示された「ねらい・内容・領域」の概念を理解しておきましょう。試験は「保育所保育指針」穴埋めのような問題が出題されます。「保育所保育指針」にマーカーを引きながらキーワードを暗記していきましょう。 |
7.教育原理・社会的養護 教育の基本を理解し、その意義や目的などを学びます。教育理論を通して、歴史上の人物の教育観をしっかり理解しておくことが大切です。 「保育原理」よりも範囲を広げて学習していきます。ここでは「社会福祉」「児童家庭福祉」での学習を根底に置きながら一段掘り下げていきます。保護が必要な子どもについて、歴史的に関与した人物や施設、施策を社会背景を軸に理解していきます。児童福祉施設の種類・内容・配置職員などの理解や児童福祉施設最低基準も理解しておきましょう。トピックスである「里親制度」・「児童虐待」・「親権」の及ぶ範囲もきちんとおさえておきましょう。 |
8.保育実習理論 学習内容は一次試験合格後に課される二次試験の内容と連動しています。表現活動における音楽・造形・ことばについて出題されます。 二次試験で音楽を選択しない予定の方でも、避けて通ることは出来ません。ただ、テキストの内容をきちんと暗記すれば充分に解答できますので、苦手意識を持たずに取り組むようにしましょう。ここでも仕上げに「保育所保育指針」を活用します。 |
※以下の3科目の中から、2科目を選択します。
音楽 幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いします。途中で止まらず「演奏しきる」ことがポイントです。 一般的にはピアノで試験に臨みます。ピアノに触れたことのない方は、課題曲の発表がありましたら、3ヶ月(約30から50時間)くらい先生の下で練習するとよいでしょう。片手で弾けるようになりましたら、力がついてきたと実感できます。 試験まで時間は少ないので、バイエルからではなく、まずは合格のみを目標に課題曲を中心に練習することをおすすめします。 |
絵画制作 保育所(園)での子どもたちと保育士の活動の一場面を表現します。表現に関する条件を試験の当日に提示されます。試験時間は45分です。 普段から時間配分を決めて練習していなければ、時間内が足りなくなる傾向が見られます。 ここでの絵画は芸術作品を制作することではありませんので、凝った絵を描く必要はありません。親しみやすい絵を描けるよう教材の中では、人物の描き方、モノの描き方、などはじめから終わりまでの手順を実演しています。 |
言語 各自あらかじめ用意した童話等を3分以内にまとめて話します。当日は絵本など資料の持込はできませんので気をつけましょう。 自分の前にいる20人程度の3歳児クラスの幼児に話を聞かせるという想定のもとに話します。 公民館や大手書店の絵本販売コーナーで実施されている読み聞かせの集いに参加してみると感覚がつかめます。 |