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◆美しくなる食べ方? マクロビオティック Special Seminar
本日のセミナー参加者は、全員「マクロビに触れるのは初めて」ということで、まず「マクロビオティックとは」から説明が始まりました。
マクロ(大きい)/ビオ(生命)/ティック (術・方法)
マクロビオティック(Macrobiotics)は、古代ギリシャ語の3つの「言葉」を組み合わせた造語で、「長寿法(食)」といった意味になるそうです。マクロビを一言で説明すると「自然のリズムと調和して生きる方法」人は、外部から様々なモノを取り入れることによって生きています。その最たるものが「食べ物」ですが、何をどれくらい食べるのかは、自分でコントロールできる点に着目。環境に則した食べ物を適切に取ることで、体のバランスを調えていく方法がマクロビとなるそうです。 |
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◆食べ物の「陰」「陽」
全ての食べ物には「陰」「陽」があり、これらをバランスよく取ること。また、自分が生活する環境に近いところで生産された食材を取ること。こうした考えに基づいて考えられた食材、調理方法がマクロビの基本とるそうです。「陰」は、リラックスさせる(冷やす)食べ物で、スイーツやお酒などがあたります。「陽」は、集中させる(温める)食べ物で、肉や卵、塩などがあたります。マクロビの考え方では、こうした陰陽の両極にある食べ物を控え、中間に位置づけられる「海藻類」「豆」「玄米・穀物」「白身魚」等を食べることで、体のバランスを調えることを提唱しています。食べ物の「陰陽」という考え方は、初めて聞く人がほとんどだったようで、セミナー参加の皆さんも熱心にメモを取りながら河村講師の話を聞いていました。野菜の「陰陽」についての説明で、土の中にできる「根菜」は「陽(体を温める)」、花の咲いた後にできる「花菜」は「陰(体を冷やす)」という話は分かりやすかったです。 |
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◆スイーツは、「もち粟りんごカスタード」
そんな食べ物の話を聞いていると、ちょっとお腹が空いてきます。今回は、特別にマクロビオティックの調理法による、砂糖を使わないスイーツの試食が付いてきます。皆さん、いろいろな話を聞いた後だけに興味津々の様子。そのスイーツは、「もち粟りんごカスタード」材料は、雑穀の一種である「もち粟」に「りんごジュース」「りんご」「塩」だけ。これらを、鍋でゆっくりと炊き込んでいくだけの簡単レシピでできるそうです。
さっそく、スプーンですくって食べてみると、もち粟の「とろみ」が効いていて、その中に粟とりんごの食感がアクセントとして隠されています。 |
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◆セミナー参加者から河村講師に質問
Q:玄米食にしようと思うのですが、どのように変えていけば良いでしょうか。
A:急に変えるのではなく、例えば1ヶ月に1回から始めるなど、少しずつ変えていくのが良いと思います。お肉を控えることや、白米に玄米を混ぜて食べながら、徐々に玄米食に変えていくのもお勧めです。味覚が変わってくると、食事の好みも変わってきますよ。Q:『マクロビ・フード・コンシェルジェ』とは、どのような資格ですか?
A:久司道夫氏によって体系化されたマクロビオティックの考え方を正しく理解し、食べ物や料理についての知識を身につけると共に、第三者へ適切なアドバイスができるプロフェッショナルを養成、認定する資格です。
「食」に携わる仕事に就く方や、「医療・介護」分野でお仕事をされる方などには、とても役に立つ資格だと思います。
短い時間でしたが、マクロビについての興味深い話が聞けたり、美味しいスイーツが食べられたり、とためになるセミナーでした。 |
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